2011年2月18日金曜日

サンガリア ホップの香り


サンガリア ホップの香り

日本では、ビールの製造というと、キリン、アサヒ、サントリー、サッポロの4社がほぼ全てのシェアを握っている4強体制が久しく続いています。

ただ、この4社以外にビールを作っている会社がないかというと、そうではありません。

いくつかの会社がその4強に食い込もうと、日々開発、研究を行っています。

サンガリアも、その中のひとつです。
サンガリアという会社は、大阪に本社を構える飲料メーカーで、主に清涼飲料水を扱っています。

大阪を中心に人気を博し、決して派手さはないものの、1971年に販売を開始したサンガリアコーヒーをはじめ、サンガリアラムネ、みっくちゅじゅーちゅなど、独自の商品を次々に販売し、人気を博しています。

特に、サンガリアは「緑茶」で有名です。

今でこそ、緑茶は清涼飲料業界において当たり前に存在している人気商品ですが、実は緑茶を缶入り飲料として発売したのは、サンガリアが最初です。

緑茶業界におけるパイオニアは、実はサンガリアなのです。
そういった背景もあり、飲料業界では常に一目置かれた存在となっています。

そんなサンガリアが酒類の製造販売に着手したのは、つい最近です。
2008年に酒類製造免許を取得し、2009年にチューハイの発売を行ったばかりなんですね。

その中で、2009年にいきなりノンアルコールビール市場に参入していきます。

商品名は「ホップの香り」。

「ホップの香り」は他のノンアルコールビールのメーカーからはやや遅れているものの、ビール市場には縁のなかったサンガリアが異例のスピードで開発したこともあり、かなり注目を集めています。

今はさらにカロリーオフの「ホップの香り」をリリースしており、今後のシェア拡大も期待されている注目の商品です。

2011年2月17日木曜日

サントリー オールフリー


サントリー オールフリー

2009年のノンアルコールビール戦争勃発に始まり、ビールメーカーは各社総力を挙げ、アルコール分0.00%のビール開発に着手しました。

そして、2009年9月には、主要メーカー4社のノンアルコールビールが出揃い、様々なネット上のサイトで飲み比べや比較が行われました。

その結果を総括すると、「それぞれの会社に特徴がある」というもので、大きく落ちる商品はないものの、飛び抜けた商品もない、という内容の感想が多数を占めていました。

その一方で、売り上げに関しては、半年近く早く発売した「キリン フリー」が大きく他社を上回り、先駆者としての力を見せました。

そして2010年。

ノンアルコールビール業界2年目となるこの年、各メーカーは昨年度の反省と手応えを活かし、新たな商品の開発、販売に着手します。

その中にあって、猛烈な勢いで売れた商品が誕生しました。

それは、「サントリー オールフリー」です。
「サントリー オールフリー」の発売は2010年8月3日と、「アサヒ ダブルゼロ」と全く同じ日に発売されました。

2010年のノンアルコールビール戦争においては、「キリン 休む日のAlc.0.00%」から4ヶ月遅れと、またもキリンの後塵を拝した結果となります。

しかし、その条件下において、この「サントリー オールフリー」は爆発的な売れ行きを見せ、一時生産が追いつかずに発売が停止するという事態に陥りました。

そこまで受けた要因は、やはり「All Free」にあります。

同日発売の「ダブルゼロ」は、アルコールに加え、カロリーもオフという点をウリにしました。

一方、「オールフリー」は、アルコール、カロリーに加え、糖質もゼロという、3つのフリーを掲げました。
その結果、よりユーザーに受け入れられたのです。

加えて、味もこれまでのノンアルコールビールの中で最もアルコール入りビールを再現しているということで、非常に高い評価を集めた商品となっています。

2011年2月16日水曜日

サントリー ファインゼロ


サントリー ファインゼロ

ビールメーカーの中で国内3位のシェアを誇るサントリーは、アルコール分0.00%のノンアルコールビール商戦にやや出遅れました。

キリンが一足早く2009年4月に「キリン フリー」を発売した約半年後の2009年9月29日になり、ようやく「ファインゼロ」を発売。

その結果出遅れが響き、「キリン フリー」に大きくシェアを譲ることになります。

しかし、この「ファインゼロ」には、他社のノンアルコールビールにはない特徴があり、その点で人気を博しました。

「ファインゼロ」は、元々サントリーの低アルコールビールテイスト飲料の「ファインブリュー」の後継者的な位置づけとなっており、ブランド力を維持した状態での発売となりました。

その一方で、大きな違いもあります。
それは、麦芽の量です。

「ファインゼロ」は、従来の「ファインブリュー」と比較し、麦芽を1.3倍も使用するというかなり大胆な試みを行いました。

ノンカロリー、ノンアルコールの飲料として販売される商品の多くは、麦芽の量を抑える方向で開発されている中、逆に増やすことで、ビールとしての味を確保する作戦に出たことになります。

それが他社のノンアルコールビールとの大きな違いとなり、差別化に成功した要因となりました。

好評を博したこの「ファインゼロ」ですが、2010年8月3日、後継の「サントリー オールフリー」が発売したことに伴い、製造を停止しました。

ただ、「オールフリー」とは方向性が異なる商品のため、今尚復活を望む声は後を絶ちません。



サントリーファインゼ...

サントリーファインゼ...
価格:8,526円(税込、送料別)

2011年2月15日火曜日

サッポロ スーパークリア


サッポロ スーパークリア

日本のビール大手4社の中では、2009年の時点で最もシェアが低かったサッポロビール。
当然巻き返しを狙っている中で訪れたノンアルコールビール戦争に、サッポロビールも参戦することになりました。

ただ、他の会社がこぞって新製品を開発していく中、サッポロビールの方向性は異なっていました。
それは、現在ある銘柄のリニューアル。

一見、既に定着した銘柄のブランド力をそのままノンアルコールビールに…というように捉えがちですが、実際にはこの戦略はそれだけではありません。
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長らく定着した銘柄を、別のカテゴリーへと移行させるという大きなリスクを背負った方法です。
ではなぜそれを敢行したかというと、「スーパークリア」が元々幾度となく変化を繰り返してきた商品だからです。

元々、「スーパークリア」という商品は、2002年に低アルコールビールとして開発、販売されました。
その低アルコールの部分が人気を博し、さらに低カロリー化も計った結果、かなりの支持を集めました。

その一方で、他社も同方向性の商品をリリースし、徐々に「スーパークリア」の専売特許がなくなってきた中で、2009年9月30日にアルコール0.00%の商品へと完全移行を果たします。

他社の0.00%ノンアルコール商品と比較し、最も遅れて発売されたこのビールですが、他の会社の商品と比べ、カロリーを半分以下まで落とし、価格も最も安く設定するなど、かなり大きな違いを見せ、その差別化に成功しました。

香りが豊かで、やや薄味なテイストも、他社とは一線を画しています。

2011年2月14日月曜日

アサヒ ポイントゼロ


アサヒ ポイントゼロ

キリンに次ぐ国内シェアを誇るビールメーカー、アサヒ。
そのアサヒが0.00%商戦に参入したのは、2009年9月のことでした。

シェアトップのキリンに遅れること5ヶ月、しかしその5ヶ月を要したことで誕生した「ポイントゼロ」は、非常に大きな需要を得ることになります。

まず、この「ポイントゼロ」が誕生する前、アサヒでは超低アルコール飲料として「ポイントワン」が販売されていました。

「ポイントワン」は、キリンの「モルトスカッシュ」のアルコール0.5%よりもアルコール含有率が少ない商品をということで開発され、含有アルコール分0.1%を実現した、限りなく0%に近い商品として人気を博しました。

ただ、その後の飲酒運転の社会問題化、そして罰則の強化などでアルコール飲料が槍玉にあがった際、アルコール0.00%の商品を、ということで各社が一気に開発に乗り出し、このアサヒもまた0.00%の商品を生み出すべく研究を重ねます。

こういった経緯によって、「ポイントワン」から「ポイントゼロ」への移行が達成されました。

「ポイントゼロ」は、独自の研究を重ねた結果、先出の「キリン フリー」とは全く異なるテイストのノンアルコールビールとなりました。

特に、味の再現性においては、「キリン フリー」以上に通常のビールに近いといわれています。

爽快な喉越しは通常のビールに劣らないとさえ言われており、ビール愛好家をも唸らせる銘柄として、アサヒの主力商品となりつつあります。

その一方で、やはりノンアルコールビール独特の味もあり、その点は賛否両論あるようです。



2011年2月9日水曜日

キリン 休む日のAlc.0.00%


キリン 休む日のAlc.0.00%

キリンが2010年度に発売したノンアルコールビールは、「キリン フリー」だけではありません。

「キリン 休む日のAlc.0.00%」も、キリンの誇るノンアルコールビールです。

そしてこの「キリン 休む日のAlc.0.00%」が、近年シェアを拡大しつつあります。
「キリン 休む日のAlc.0.00%」の発売が開始されたのは、2010年4月14日。
「キリン フリー」のちょうど一年後、ということになります。

その名称からもわかる通り、休日に飲むことを推奨している商品で、主なターゲット層は40~50代の男性、としています。

その背景には、肝臓を休めたいこの年代から、そういうビールが欲しいという要望があった、ということのようです。

そういった要望に応えるべく、このノンアルコールビールは肝臓の働きを保ち、アンモニアの解毒効果を促進するオルニチンを配合しています。

ビールというと、とにかく喉越しと味がいいものをという発想が大勢を占めていましたが、現在は単にノンアルコールというだけではなく、健康にも配慮した商品を、という流れができているようです。

実際、それが好結果につながっており、この「キリン 休む日のAlc.0.00%」が好調な理由も、その点が大きく評価されているからといえるでしょう。

味としては、他のビールにはあまり感じられない「甘み」が感じられるビールといわれています。

若干粘着性を感じ、舌に染み入るような感覚もあって、味をより深く感じられるビールといえるのではないでしょうか。


2011年2月8日火曜日

キリン フリー


キリン フリー

ビール業界トップシェアのキリンの中にあって、2010年に大きな飛躍を遂げた商品として、ノンアルコールビール「キリン フリー」の名前が度々挙がっています。

実際、この「キリン フリー」はノンアルコールビールの市場を大きく切り開いた商品として有名で、ノンアルコールビールのシェアでも常に上位に君臨しています。

そんな「キリン フリー」が販売を開始したのは、2009年4月8日。

以前からキリンが発売していた「モルトスカッシュ」は、超低アルコール商品として人気を博している一方で、0.5%のアルコールを含んでいることから、その需要に限界があると見て、これまでビールを飲んでいなかった層にもアピールすべく、0.00%という完全ノンアルコール商品に着手をはじめ、それがこの「キリン フリー」の誕生につながりました。

発売当初は、0.00%の需要がまだ明らかになっていないこともあり、年間63万ケースの販売を目標としていたそうです。

しかし、その目標はわずか2ヶ月程度で達成され、初年度、つまり2009年の販売実績は実に400万ケースに達しました。

「キリン フリー」は、カロリー18kcalと、他の0.00%ノンアルコールビールと比較すると、カロリーにおいては平均的といえる数字で、甘味飲料と比較すると半分くらいのカロリーです。

特徴としては、苦味が強く、後味もよく、普通のビールとそれほど遜色ない味が再現されており、その点が人気を集めているようです。

キリンのビールが好きという人なら、問題なく愛飲できるでしょう。



2011年2月7日月曜日

ノンアルコールビールのメーカーと銘柄


ノンアルコールビールのメーカーと銘柄

国内における0.00%ノンアルコールビールの登場は、国内の企業ではなく、海外の企業によって行われました。

ドイツのアインベッカー社が売り出した「アインベッカーアルコールフリー0.0%」というビールです。

このノンアルコールビールの登場をきっかけに、各社が一斉に0.00%のノンアルコールビールを発売するようになりました。

アインベッカー ノン...

アインベッカー ノン...
価格:1,430円(税込、送料別)


そんなノンアルコールビールの代表的なメーカーといえば、やはり日本におけるビール製造の4強、キリン、アサヒ、サントリー、サッポロということになります。

まず、超低アルコール濃度商品として、キリンは「モルトスカッシュ」、アサヒは「ポイントワン」、サントリーは「ファインブリュー」を新たに販売し、サッポロは「スーパークリア」をアルコール0.00%銘柄にリニューアルし、販売を開始しました。

その後、0.00%戦争が勃発。

サッポロが「スーパークリア」以外の商品は販売を終了し、代わりにキリンは「キリンフリー」と「キリン休む日のAlc.0.00%」を、アサヒは「ポイントゼロ」、「ダブルゼロ」を、サントリーは「オールフリー」、「ファインゼロ」を発売し、一気にノンアルコールビール部門を強化させました。

0.00%銘柄が同メーカーで複数出ているという事実は、ノンアルコールビールが本格的に「当たり前」となっていることの現れと言えるかもしれませんね。

この他、国内では日本ビールが麦芽100%でのアルコール0.00%商品「バービカン」、サンガリアの「ホップの香り」等が、0.00%ノンアルコールビールとして発売されています。

2011年2月4日金曜日

ビール業界のシェア戦争

ビール業界のシェア戦争

ビールという飲み物は、あらゆる飲料の中で最もリピーターが多いと言えます。
つまり、それだけ買い続けられる商品ということです。

それは、消費物というもののあり方としては最高ということになります。
常に安定した需要があるからです。

そういった人気商品には、必然的に多くのメーカーが開発、販売に乗り出します。

事実、ビール製造会社は日本のみでなく世界各国に多数存在しており、その競合はかなり激しいものとなっています。
ビール戦争とまで言われているくらいです。

そんな中で、国内においてトップシェアを獲得しているのは、キリンホールディングスです。

次いで、アサヒビール、サントリーホールディングス、サッポロホールディングスという順番になっています。

ここ20年のスパンで見ると、首位が入れ替わることもあり、競争が激化していることがうかがえますが、この4強体制が崩れたことはありません。

キリン、アサヒ、サントリー、サッポロの4社の合計シェアは、実に95~99%。
国内のビールのほとんどが、この4社のいずれかの商品ということになります。

この傾向は、ノンアルコールビールにおいてもそれほど変わりません。

これまでとは抜本的に商品価値が異なるノンアルコールビールの登場とあって、4社以外のメーカーが多数ビール商戦に参加しましたが、徐々に4社による競合体制が整いつつあります。

それくらい、ビールといえばこの4社という印象が根付いているといえるのでしょう。

2011年2月2日水曜日

悪酔いする人にノンアルコールビール


悪酔いする人に

アルコールを摂取するという行為は、自分自身にとっては良し悪し両方といったところですが、周囲の人にとっては、あまり歓迎されないケースが多いものですね。

特に、酔うと性格が激変する人に関しては、その傾向が強いように思えます。

人間、誰しも個性というものを持っていますが、その多くは普段の生活の中である程度抑制されています。

それは、理性によるものです。
人間はそれぞれのパーソナリティを持っていますが、羞恥、あるいは倫理や道徳、美観などの理由で、あえてそれを表面に出さないでいるということは、誰しもが行っていることです。

しかしながら、アルコールを過剰に摂取して理性を失うと、そういった隠れた一面が顔を出してしまいます。

それが周囲に対して問題ない範囲なら良いですが、多大な迷惑を与えてしまうような場合は、ちょっと問題です。

お酒は、楽しく飲んで初めて良いものとなります。
自分が気持ち良いという理由だけで、酔って他人に迷惑を掛けてしまうなどということは、あってはなりません。

実際、それを自覚している人の多くは、ビールを飲む量を控えているのではないでしょうか。

そんな悪酔いする人でも、ノンアルコールビールであれば問題ありません。

実際、ノンアルコールビールが普及して以降は、悪酔いを気にしなくて良いからどんどんノンアルコールビールを仕事帰りや飲み会で飲むようになった、という話を聞きます。

抑圧されていた部分が、ノンアルコールビールという新たな風の登場によって、吹き飛ばされたといったところでしょうか。