2011年1月15日土曜日

ビール大国日本の崩壊とビールテイスト飲料

ビール大国日本の崩壊とビールテイスト飲料

かつて、日本は「ビール大国」と呼ばれるほどビールの消費量が多い国でした。
特にバブル全盛期は多くの人が経済的に潤っていたため、連日連夜ビールを消費する状態が続いていたのです。

しかし、バブルは弾け景気が停滞、沈下して行く中、娯楽ともいえるビールは節約の対象となり、また飲酒運転に対する取締りの強化もあって、一時ほどの大きな消費がされなくなり、「ビール大国」という言葉は日本には使用されなくなりました。

実際、2008年の時点で、日本は消費量自体は世界でも7位と高い位置にいるものの、国民一人当たりの消費量は39位と、かなり低い位置にいます。

消費量自体、10年前の1998年と比較すると100万kl程低下しており、ビールが飲まれなくなったことを示す結果となりました。

そんな中、日本ではいわゆる「ビールテイスト飲料」というものが徐々に浸透していました。

これは、アルコールの含有量が1%未満に抑えられたアルコールの極めて少ない飲料で、その上でビールの味を再現している「ビールであってビールでない飲み物」です。

この1%未満というアルコールの含有率は、日本における酒税法上、酒類とは該当されません。

そのため、当初は「ノンアルコールビール」と表示されていました。

しかし、このノンアルコールビールという表示は、アルコール濃度0%を連想させる表記のため、アルコールをごく微量でも摂取すると体調を悪くしたり、病状を悪化させたりする人に対して誤解を与えてしまい、そういった人達の健康に悪い影響を与えかねないということで、「ビールテイスト飲料」という名称に変更しました。