完全ノンアルコールビール時代へ
アルコール0.00%というノンアルコールビールの表記は、ビール市場に革命をもたらしました。
その理由は明確で、アルコールの摂取を避けていた人をターゲット内に収めることができるからです。
これによって、ビールの市場は一気に広がりを見せることになります。
アルコールの含有量を大きく抑えたビールテイスト飲料は、あまりアルコールに強くないユーザーをターゲット内に収めることには成功しましたが、アルコールに極めて弱い人やアルコールを摂取することができない人は、必ずしも購買層には加えられませんでした。
少しでもアルコールを摂取すると体調が変化する、あるいは運転を控えているのでアルコールを身体に入れるのは好ましくないという状況の人は、例え1%未満の含有量でも、アルコール飲料を摂取するのはリスクがあり、回避されていました。
しかし、ほぼアルコールを含まない飲料となれば、そういった人達でも安心して飲むことができます。
この差は、かなり大きいと言えるでしょう。
実際、この完全ノンアルコールのビールが誕生して以降、各メーカーは一気にアルコール0.00%のノンアルコールビールを売り出し、力を入れるようになりました。
それぞれに新商品を発表し、ノンアルコールビール戦争が勃発。
ノンアルコールビール時代に突入したと言えます。
ただ、アルコールが含まれない飲料に対して「ビール」という言葉を使って良いものか、というビールのオールドファンの不満も、ある程度噴出しているようです。
実際、ビールと思って飲んだものがビールではないとなると、広告表示の点で疑問が残ります。
まだ完全に全ての問題をクリアした、というわけではないようです。